色のことを考えるのが楽しい。
職業柄、毎日のように名刺やチラシの色選びをしていますが、普段、洋服を選ぶときも何かしら理由があって、色を選んでいます。
20代後半は、なぜか黒い洋服が多かったです。
日本人の黒髪には、黒が合うような気がしましたし、チラシ作成という仕事柄、自分は「黒子(裏方)」であるという認識があったのかもしれません。
写真を撮るときは、顔の下に白い物を置くと、反射して顔のシワが目立たなくなると聞いてからは、もっぱら白いシャツを着るようになりました(^^)
白いシャツが自然とレフ板になっちゃうのです。
白は、他の色と合わせやすいという利点もあります。
「強い色2つを使いたい場合は、間に白や黒を挟むと良い。」
とデザインの本にも書いてあるんですよ。
「明るい色は、明るい性格に見えるし、かわいく見える」
とテレビで聞くと、明るい色の洋服が増えます。
子供と遊んで泥だらけになりそうな日は、汚れが目立たない濃い色や柄ものの服を着ますが…。
かつて印刷会社にデザイナーとして勤め始めた頃の話。
チラシの色を、先輩が時間をかけて選び、私に、
「○○色は、やめて。××色にして…。あ、でもやっぱり○○色にして。」
等と言って、すごくこだわっている様子に驚きました。
チラシの色といっても、すごく小さい面積の色のことをです。
でも、今は、名刺の0.2ミリのケイ線の色に悩む自分がいます。
名刺に載せるお名前や肩書きを邪魔せず、わかりやすくするためのケイ線になるように、色を選びます。
そして、名刺全体がまとまるような色になるように。
0.2ミリのケイ線が何色でも、多少失敗しても誰も困らないでしょうが…。
でも、そんなことに楽しく悩んでいられる自分の状況に感謝です(^^)
2011.06.07 旧ホワイトミントより